蒸留所
バルブレア蒸留所の創業は1790年とハイランドでは3番目に古く、ロス一族のジョン・ロスによって創業された。
バルブレアのバルはゲール語で「集落」、ブレアは「平らな土地」の意味を指す。
テインの町から西に10キロ、ドーノック湾を見下ろす高台にあるバルブレア蒸留所の建物は1872年に建てられた。ウイスキーの需要の拡大とともに当時のオーナーであるアンドリュー・ロスによって古い建物の上方に建て増しされたもので、古い建物は倉庫として改造し使われていた。
1915年〜1947年までは操業停止となっており、ハイラム・ウォーカー社がオーナーになってから操業が再開された。現在はインバーハウス社の所有となっている。
蒸留器は初留1基、再留2基であるが、再留釜の1基は現在使われていない。発酵槽はオリゴン松製。
仕込み水
バルブレアの仕込み水は蒸留所から7キロほど離れたオルト・ドレッグ川の水を引いている。この水はピート色がたいへん濃くバルブレアの個性を生んでいるという。
メモ
所有者 インバーハウス社
設立年 1790年
発酵槽 オリゴン松×6基
蒸留器 初×1基 再×2基
仕込水 オルト・ドレッグ川
ブレンド銘柄 バランタイン・インバーハウスなど
見学 要予約で可能(見学施設は無い)