オスロスク(AUCHROISK)

蒸留所

オスロスクの歴史は浅く、創業は1974年。
約31万坪の広大な敷地にウイスキーづくりの理想を追求した最新鋭の設備が揃っている蒸留所。
創業当時はIDV社の所有であったが1998年に親会社であるグランド・メトロポリタン・グループとギネス・グループが合併しディアジオ社が誕生。現在は同社のウイスキー部門であるUDV社(ユナイテッド・ディスティラーズ・アンド・ヴィントナーズ)の系列となっている。

蒸留器はランタンヘッド型で初留4基と再留4基の合計8基。熟成にはシェリーとバーボンの古樽が使われており、最後の2年は両者をバッティングして再び寝かせるダブルマリッジ方式が採用されている。

尚、現在はオスロスクの名前で販売されているが、同蒸留所のモルトは1990年代後半までは“シングルトン”銘柄で販売されており大変人気が高かった。

仕込み水

オスロスクの仕込み水には、ドリーの井戸と呼ばれる泉の水を利用している。この井戸の水は花崗岩と砂岩の間からにじみ出た極めて良質な軟水でウイスキーづくりに最適な水であると言われている。IDV社がこの蒸留所を立てようと決めたのもこの井戸水の発見があったからと伝えられている。

メモ

所有者 UDV社
設立年 1974年

発酵槽 ステンレス
蒸留器 初×4基 再×4基
仕込水 ドリーの井戸
ブレンド銘柄 J&B
見学 要予約で見学は可能(ビジターセンターは無し)

主要銘柄