ブルイックラディ(BRUICHLADDICH)

ブルックラディ ISLAY(アイラ)

ブルイックラディ蒸留所は、ボウモアからインダール湖をはさんでちょうど対岸に見える位置で、車で20分ほど西に行ったところにある。ブルイックラディはスコットランドでもっとも西に位置する蒸留所で、ゲール語で「海辺の丘の斜面」を意味する。
創業は1881年。当時有名なブレンダーであったハーヴェイ社のハーヴェイ兄弟によってスタートした。建物は当時としては新しいコンクリートの白い壁が続き、アイラ島の他の蒸留所と比べて開けた土地に立っているせいか明るく開放感のある蒸留所になっている。

1994年にホワイト&マッカイの親会社であるJBBが当時のオーナーであったインバーゴードン社から買収したが稼働していない状況が続いていた。当時の危機を救ったのが元ボウモア蒸留所のジェームズ・マッキューワン氏とマーレイ・マクダビッド社が中心となって設立したブルイックラディ蒸留会社で、2001年にJBB社から買収し正式に再オープンとなった。

ブルイックラディはアイラモルトの中でもっとも香り豊かな食前酒といわれており、クリーンな仕込み水とピートをほとんど焚かない麦芽、極端に細いネックを持ったポットスチルのせいか、アイラモルトの中では比較的軽めでドライ、香り豊かでクリーンなモルトに仕上がっている。

また、独立資本の蒸留所ならではの試みが実行されている楽しみな蒸留所である。

仕込み水

背後の丘の上にある貯水池

メモ

所有者 ブルイックラディ蒸留会社
設立年 1881年

発酵槽 オレゴン松×6基
蒸留器 初×2基 再×2基
仕込水 背後の丘の上にある貯水池
ブレンド銘柄 スコッツグレイ、グレンフォルム
見学 見学ツアー、売店あり

銘柄

ブルックラディを代表するノンピートのシングルモルトスコットウイスキー。100%スコットランド産の大麦を使い、ヘッドティスティラーのジム・マッシュワンが厳選した樽から作られている。高品質なアメリカンオーク樽で熟成させ、ブルックラディ・アクアのボトルと缶でパッケージ。

ブルイックラディ アイラバーレイはその名の通り、アイラ島で収穫された大麦を使用しノンピートで製造。