創業1824年に設立されたマッカランの蒸留所はスペイ川中流、クレイゲラキ村の対岸にある。ここは数少ないスペイ川の渡しとして古くから人が往来した地で、特に南部に家畜を運ぶ牛飼いたちからマッカランは愛されてきた。正式な創業は1824年であるが、それ以前から農家の副業でウイスキーを作ってきたと言われている。マッカランとはゲールで「聖コロンバの丘」の意味。
1892年にエルギンのロデリック・ケンプがマッカランを買収し、それ以降はケンプ家が酒造りに関わってきた。現在はハイランド・ディスティラーズ社の系列となっている。
ポットスチルはスペイサイドで最小のサイズのガス直火焚きのストレートヘッド型で21基を保有。現在は15基が使用されている。
なお、マッカランは、「シングルモルトのロールスロイス」と絶賛されるとともに、ブレンダーの間でも高く評価されており、古くからトップドレッシングと言われてきた。現在ではイギリスの国内市場で3位、世界市場で5位の売れ行きを誇っている。
仕込み水
仕込み水は蒸留所下の5つの井戸から汲み上げている。
メモ
所有者 マッカラン
設立年 1824年
発酵槽 ステンレス×16基
蒸留器 初×7基 再×14基
仕込水 蒸留所下の5つの井戸水
ブレンド銘柄 ー