蒸留所
アベラワー蒸留所はスペイサイド地方のほぼ中央に位置し標高840メートルを源とするラワー川沿いに建てられています。ABERLOUEはゲール語で「ラワー川の落合」の意味。
蒸留所はジェームズ・ゴードンとピーター・ウェアによって1826年に建てられました。
仕込み水
この地方ではアベラワー蒸留所が建てられる以前から密造酒がつくられており、当時密造者たちが利用していたのは聖ダンスタンの井戸水でした。この水はピクト族を洗礼する際に使用したもので、つまり聖なる水が密造酒に使われていたことになります。
現在はベンリネス山の中腹にある泉から引いています。
特徴
厳選したシェリー樽とバーボン樽の2種類の樽を使って熟成する“ダブルカスクマチュレーション”が特長で、シェリー樽とバーボン樽それぞれで熟成したウイスキーをバランスよく合わせることによって素晴らしいバランスを生み出しています。
以前からフランスでは人気がありましたが近年では世界的にも人気が高まり、次々と新しいバージョンのボトルが発売されています。国際ワイン&スピリッツ大会で金賞を何度も受賞しているのはアベラワーだけの快挙です。
ボトル
2008年4月以来の日本再登場となり、“ダブルカスクマチュレーション”製法を用いた「アベラワー12年 ダブル・カスク マチュアード」、「アベラワー16年 ダブル・カスク マチュアード」、「アベラワー18年 ダブル・カスク マチュアード」の3アイテムと、シングルカスクの「アベラワー アブーナ」を展開。
「アベラワー18年 ダブルカスクマチュアード」は、以前展開していなかった日本新登場のもの。
メモ
所有者 ペルノ・リカール社
設立年 1826年
発酵槽 ステンレス×6基
蒸留器 初×2基 再×2基
仕込水 ベンリネス山中腹の泉
ブレンド銘柄 クランキャンベル キングスランサム ハウスオブローズ